オカジマリオの年金づくり・第二期

なりたてCFP認定者の老後資金の運用記録。含み益込みで1500万円台と1600万円台をいったりきたりしています。

【金融機関女子】子供の教育資金をどう確保すべきか【AFPの端くれ】

時には学資保険も販売するオカジマです。

今日は「子供の学資資金はどのように準備すべきか」という、ベタなアドバイス内容でお送りしたいと思います。

長文ご覚悟ください。

※相談は誰からも受けておりません

※私自身は子供のない石女なので、子育てのお悩み、かかるお金の額などの相談は一切承れません。あくまでも準備すべき方法についての内容です。

※言わずもばが、ですが投資は自己責任です。最適解は人それぞれですので、他山の石としてご覧ください。

※子供に投資教育をすべきの声もあろうかと思いますが、石女にはそれを語る権利はないと考えます。

 

首都圏、あるいは政令指定都市にお住まいの方で、子供が希望する大学が電車で通える範囲にある方、または自宅から通学できる方ならあまり悩む必要がないと思いますが、地方在住者にはまず、子供が大学に合格する前に大きなネックがあります。

 

それは、子供が首都圏の大学に進学(首都圏でなくとも県外の)したいと言った場合の

受験のための首都圏への移動費、滞在費

です。

無論、受験料も受験校や学部を併願すればかなりの額に達するでしょう。

これがバカになりません。

アナタのお入りになられた学資保険など、その大半がそれで吹っ飛んでしまう可能性がありますよ、とまずは申し上げておきます。

ゼロ歳児が18歳満期の学資保険に加入した場合、月々の保険料が満期100万円で5000円弱でしょうか。

※身バレが怖いので具体的な商品名はお示ししませんが・・・・

 

自分のケータイ、スマホ代に月1万は平気で出費するのに、学資保険で月5000円しか捻出出来ない親は愚か以外の何者でもありません。

 何考えてるんじゃ~と一言言ってやりたいですが、そこはうまく「そうですよね~収入が増えたらその分はなかったとしてまた学資保険には行って積立すればいいですね~」等と言って私はごまかします。

 

18歳の時に100万円もらってどうすんのかしら。

それに、今の100万と18年後の100万、まさかおんなじ価値と思ってないでしょうね。

積立すれば何とかなると思っている時点で半分しか正解は導き出せていませんよ!!

 

ホントは↑こうも言ってやりたいのですが、そこまで皆考えてないですからね。

私も言いません。

とりあえず、親として子供のためにお金を貯めることにしたという、その姿勢を褒める程度にします。

 

さて、じゃあ、実際いくらかかるのか。

そんなこと分かったら・・・・誰も苦労しませんて。

 

かかるお金については私の聞いた話を書きます。

1件目。

 ご主人はとある金融機関の支店長で、首都圏に子供二人、私立大学に進学させました。

お嬢さんと、息子さん。

ご主人とは面識はありません。

息子さんは建築士になるために大学院に通い学費が6年分かかりました。

お嬢さんは推薦で合格した4年制の女子大から財閥系の商社に就職されました。

財閥系の商社に入った時点で退職しない限りはもう、このお嬢さんに投資した金額はお嬢さん自身の人生の成功で回収できるのでは・・・と思われます。

 

お母様が仰います。

「オカジマさん、子供の仕送りにいくらかかったと思う??」

 

さあ??(自分に関係のない話なのでスルーしたいけど・・・・)

 

二人で30万よ!!一人15万!!旦那の給料の半分が子供の仕送りよ!!この数年間、自分の服も買っていないし、節約節約でもう嫌!!」

 

・・・・そもそも、年収の高い夫を持っていながらもこのザマです。

私は一切悪くない。

私に八つ当たりしてどうすんの。

 

バブル期にバンカーだったんだから、今は安くてもそれ相応にもらっていたでしょうし、この時も社宅住まいだったんだから家賃も住宅ローンもかかってないでしょうに。

って言うか、30万で収入の半分ならこのご主人、月収60万(手取り)??

※実際は70万だ、そうです。うちの夫婦二人分より月収、多いじゃねえか・・・・。

 

お嬢さんにはセキュリティの高い部屋をチョイスしたというのもありますが、息子さん共々生活費と部屋代を仕送りしていたそうです。

その他年間授業料もかかりますしねえ・・・・

二人で仕送りだけで360万円、それに授業料も合わせると年間600万は下らないのではないかしら。

それにね、この大学に行くために高校在学中は塾にも行ったりしているわけよ。

その出費もバカにならない。

 

これが地方在住者の仕送り、教育資金の確保の難しさ・悲しさです。

首都圏在住で首都圏の大学進学、あるいは通える範囲に自分の進学先があるのならよほどの事情がないかぎり家賃がまず発生しませんし、学費だけ何とか出来れば後は子供がバイトして自分の小遣いは何とかするでしょう。

 

ああ、でも首都圏から地方大学に進学する逆パターンもありだわね。

その場合も一緒か。

 

一方、地元の大学に通えるとしても・・・・

 

これが医学部だったら・・・・どうします??

2例目です。

窓口にお見えの、ある男性の通帳に満期保険金が振り込まれていました。

200万単位で5~6件でしょうか。

結構な金額です。

私は定期預金でも勧めようかと思って声をかけようとしましたが止めました。

「振込お願いします」とその方は私立大の医学部あての振込用紙を提出したのです。

具体的にはこの大学でした。

入学検定料・学納金 | 岩手医科大学

かしこまりました、と応じたものの、金額・・・・・

150万円。

・・・・これが入学金だってよ。

※平成29年は150万で済んだのでしょうか??

今見たら200万円になっています。

 

これと別に授業料かかるって。

それも6年間。

 

ここの大学関係だけで全部で3500万円ほどかかりますね。

これに仕送り、入学するまでの塾の授業料、浪人したら予備校代もかかるし、親としてはめまいがしそうですね。

参考までに国立大学法人岩手大学もご覧ください。

www.iwate-u.ac.jp

 

お父様はどう見ても、普通のサラリーマンぽいです。

仮に医師だとしても自分で窓口には来ませんからね、お医者殿は。

 

「これからお金かかりますね」と私がこそっとつぶやくと

「そうなんですよ、この通帳の残高が全部仕送りと授業料で消えますね」と父。

辛いぜ・・・・・

 

さて、そろそろ本題に。

お話ししたいのは金額じゃないんですよね、「どう確保すべきか」なのでご注意を。

 

個人的にですが・・・学資保険と投資商品で準備すべきと考えます。

全部投資商品が最適解じゃないの??と思われるかもしれませんが私なりの理由を述べると、

学資保険は連生保険なので、入っておくべき

です。

詳細はこちら。

 

連生保険 | 教えて!生命保険

 

つまり、契約者(親)と被保険者(子)の両方が保障の対象となるのです。

契約者(親)が死亡、あるいは重度障害の状態になった時に学資保険は手続を踏んで保険料払込免除とすることができます。

被保険者(子)が死亡した時は死亡一時金(払込保険料相当額:つまり元本割れはしない)が還付されますし、入院特約を付加すれば子が入院した時に入院保険金も得られます。

入院特約は任意付加でしょう、商品によっては元本割れの原因になりますからね。

子供ゼロ歳児で親の年齢、性別に寄りますが、おそらく月々15000円程度で満期300万円の学資保険に加入できるのでは、と思います。

保険と投資商品の割合をどうするか、ですが、仮に1000万円プラスαを純したいのであれば、私なら7:3(投資商品:保険商品)とします。

300万円を保険で、700万円は投資商品で準備します。

700万円を18年間で貯めるのなら年間39万弱。

・・・偶然かも知れませんが、つみたてNISAの年間最大投資額、40万とさほど違わない金額。

ジュニアNISAでもいいのかもしれませんが、個人的にはNISA全般での積立は私はあまり勧めません。

NISAそのものが投資人口を増やすための国策ですから、初心者向けの制度だと考えます。

何となくですが、手錬の投資家はNISAはあまり利用していないのではという気がいたします。

 

 

ここからはおまけと言うか、私なりの考えです。

くどいようですが、投資は自己責任で。

 

何の商品で積み立てるか。

月々の積立金額は??

積立額が年間40万として月々34000円。

ボーナス併用だったらもっと幅が広がりますね。

月1万円、ボーナス2回で1回当たり14万円

月2万円、ボーナス2回で1回当たり8万円、かな。

 

米国株で・・・

ETFでという猛者はおるのでしょうか。

今の私ならそうするかもしれませんが、日本円に替える時の雑所得に対する税金がどれくらいかかるか心配ですし、確定申告が面倒臭そうです。

となると、前述のように投信一択、あるいは日本株との併用が望ましいかと。

 

子供関連の銘柄の日本株でこどもに関連した日本株、イオンなど、生活に密着した銘柄を上手に取り入れて配当金や株主優待をもらっていくのもある意味賢いやり方と思います。

 

まとめ。

子供の教育資金準備@オカジマリオの場合

1・300万円は学資保険で準備。

契約者の年齢性別、子の年齢性別によって月々の保険料は異なりますが月15000円前後では??と思います。

15000円×12月×18年=3240000円。

問題なのは、保険はインフレには全く対応していない商品が多いので元本が確定されてしまう点および、保険会社によっては元本割れが懸念される点です。

それらをカバーする意味でも投資行為は欠かせません。

 

2・700万円を投資商品で準備

前述の通り、年間40万×18年=720万円が確保できます。

問題は、現在の700万円の価値が18年後、インフレが年1%進んだとすれば、18年後には837万円まで、2%ならおそらく1000万まで額面が上がってしまう点です。

具体的な商品名は挙げません。

 

3・この計画を遂行するには学資保険と積立だけで子供に年間58万ほど積立していく必要があります。

 

58万×18年=1044万円

 

元本だけで1000万キープできますが、インフレの進み具合、子供の進路如何ではこれでは絶対に足りないでしょうし、両親のどちらかでも収入が断たれたり、収入が減少することがあってはこの目標を達成するのは難しい。

 

しかし、私自身はもし子がいたら子供に奨学金と言う名の借金を背負わせたくはありません。

私が大学進学を断念したのは当時、父親が無職・無収入で親にも私にもお金がなかったこと、職業の選択に当たって無知だった点、「国立大学は何とかするけど、県外はダメだ」と言われたこと、奨学金の返済を私にも親にもするつもりがなかったことです。

大学進学だけが人生ではないですが、やはり大学は出ておきたかった、転職も多分楽に出来たろうに、と親を恨んだこともあります。

職業の選択肢が広がりますからね。

それにいくら偏差値30か40ほどしかない大卒だとしても、大学を出ていないと受験すら出来ない資格試験がありますし。

 

高卒はいろんな点で不利な一方、40過ぎて未だに奨学金の返済をしている年下の上司を見ていますと「私など、高卒でこの職場に就職できたのに、大卒でここしか入れなかったのか」と思うと、教育資金のかけ方ってなんだろうって思います。

 

お金はあるに越したことないです。

絶対にね。