オカジマリオの年金づくり・第二期

なりたてCFP認定者の老後資金の運用記録。含み益込みで1500万円台と1600万円台をいったりきたりしています。

【いまさらながら】外貨預金の為替差益の課税って?????【マイナンバー対策】

外貨預金

している人も多いだろう。

私は米ドルがメインだが、現在FXはやってないので、というかもう懲り懲りなので半ばFXのように外貨預金を運用している。

為替手数料を考えれば外貨預金は言葉が悪いがぼったくりである。

私は住信SBIネット銀行を使用しているが、米ドルで片道30銭で往復60銭も取られる。

100万円をドルに変えると2500円くらい持っていかれる。

しかし、損したくないとすればこの手段もやむなしだし、為替相場をずっと眺めていられるほど私も暇ではない。

 

1USD=75円台で現在まで保有していたらスワップポイントや為替差益やらどうなっていたか・・・と考えるととても悔しいが仕方あるまい。

私はこのブログで披露している老後資金の運用にFXを使ったことがあるが、損だけして「これは自分に合わない」・・・と悟った。

バクチだもん。

なので現在は一切組み入れてないしこれからもしないつもり。

 

横道にそれたので外貨預金に話を戻すが、外貨預金預金保険機構の補償の対象外だったはず。

私もFPの端くれなので為替差益が雑所得で、これが年間20万円未満だったら所得税は確定申告不要なのは分かっているが、(市県民税なら1円から必要である。)こんな取引した場合はどうなるか誰かご存知ない?

預貯金にはいずれマイナンバーの付与が行われて税務署から逃げも隠れもできないわけだし、だったら今から策を講じておいたほうが賢いじゃない??

 

例1:1USD=100円30銭の時に米ドル100万円買い付け

100万円=9970ドル8セント(端数は切り捨て)

 

1USD=101円50銭の時に日本円で100万円分を変える

100万円÷101.50=9852ドル21セント(端数は切り捨て)

 

ドル分で9852.21マイナス9970.08=117ドル87セントのプラス。

 

つまり、その日その時のレートで100万円分を米ドルに替えて、円安になったら米ドルを円で100万円売るわけよ。

 

例2:1USD=101円35銭の時米ドル100万円分買い付け

100円=9866ドル79セント

1USD=103円58銭で日本円で100万円分を変える

100万円=9654ドル37セント

ドル分で9866.79マイナス9654.37=212ドル42セントのプラス

 

 

で、この1と2の取引で生じた330ドル29セントのプラスは為替差益(雑所得)として申告必要なのかしら。

それとも日本円で動いたのはあくまでも100万円なわけだし、為替差益が米ドルのままの状態だったら申告はいらないのかしら。

 

国税庁のホームページを見たけど、さっぱり分からない。

外貨預金相続税の評価額を計算する場合においてはキチンと取り決めがあるみたい。

 

外貨(現金)の評価|財産の評価目次一覧|国税庁

 

国外財産の評価――取引金融機関の為替相場(2)|財産の評価目次一覧|国税庁

 

あと、この辺かしら。

help.netbk.co.jp

help.netbk.co.jp

 

結論:グレー。

税務署がどこまで見るのか・・・って話だわね。

いわゆる通帳(ネット銀行なので通帳はないから明細)をみたら一目瞭然だけど、円預金の明細を見ても為替差益などどこにもないわけだし、そもそも発生していない。

 

(為替差益分は米ドル普通預金でーす。)

 

これじゃ為替差益に対して20%(実際は20.315%)の課税のしようがないんじゃない?

通常米ドルで100万円替えたら、円安になった時に預けた分全額を円に変えるのが普通の人よねえ。

その取引で生まれる金銭を為替差益というわけだし。

この考え方だと「為替相場を利用してドルタダ取りしました、それで何か?」ってなって課税を免れることができるんでしょうか??

 

ちなみに外貨普通預金は「普通預金」だから、ドルであろうとユーロであろうと利子に20.315%課税されます。

日本の金融機関に預けている外貨だからね。

 

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余談。

株式でも同じことをする人ってきっといますよね?

ある会社の株式をその日の終値@1000円で1000株購入したと仮定します。

手数料考慮しなければですが、@1000円×1000株で100万円。

一単元は100株とします。

 

3年ぐらい持っていたらその@1000円で購入した株式が@3000円まで上がり、その日の終値@3000円で売却できたと仮定します。

※売買手数料は考慮しません。

 

時価総額で300万円(3000円×1000株)。

もし、1000株全部売却すれば

3000×1000株=300万円

売却益は300万円ー100万円=200万円

そこに20.315%の税金がかかれば

200万円×20.315%=406300円が持ってかれて

売買益は200万円ー406300円=1593700円ですね。

 

株価が3倍まで上がったのなら私ならタダ取りできる分はいくらか考えます。

初期投資額は100万円でしたから、100万円分は株式を残しておいてもいいですよね?

初期投資100万円÷売却@3000円=約333株

単元株売買したとして300株を残し、700株を売却します。

※この計算では初期投資の90万円分しか残りませんが、まあいいでしょう。

@3000×700=210万円

売却益は210万円ー70万円(@1000円×700)=140万円

税金は140万円×20.315%=284410円

最終的には140万円ー284410円=1115590円

 

大雑把な計算ですが1000株売って160万円弱の売買益を得て再投資するか、300株残して111万円の売買益に留めておき、300株で毎年配当金を得ながら更に株価の上昇や株式分割を待つかはその人の考え方しだいですが、日本の場合だとこの300株を後日売却したとしてもしっかり売却益に税金がかかりますよね?

この300株が生み出す配当金にも課税されるし。

 

なので外貨預金として留めている(実は為替差益)はどのタイミングで課税されるのか、それとも課税されないでこのまんまバッくれることが出来るのか・・・ホント知りたい。