オカジマリオの年金づくり・第二期

なりたてCFP認定者の老後資金の運用記録。含み益込みで1500万円台と1600万円台をいったりきたりしています。

【金融機関女子】海外の人が窓口にキター!!(1)【YOUは何しに日本へ?】

投信も売る、保険も売る、外国人の普通預金通帳も作るし、海外送金も行う金融機関の中の雑用係のオカジマです。

私がこの手の取扱でここ何年かで一番ハードだったのは、教員としてやってきたアメリカ人女性の普通預金通帳の新規作成を担当した時です。

この女性は来日して3日目で、在留カードが出来たてのホヤホヤでした。

通帳作成に2時間かかりました。

名誉のために書きますと、日本語の書けない方に住所を漢字で記入してもらうのに一苦労。

泣きそうでした、私が。

多分名義人のアメリカ人女性も涙目だったと思う。

 ちなみに、英語に堪能な日本人の「配偶者」を連れていましたが、この日本人が・・・・・

日本を離れて20年、既に日本語より英語に堪能になっており、かつ、日本の仕組みや風俗(変な意味ではないですぞ)からすっかり離れてしまっていたために例えばsuicaとか、WAONなど、いわゆる電子マネーの仕組が理解できないのですな。

 

話を一旦脇に逸らします。

 

あくまでも主観ですが、外国人でも英語圏出身で英語しか出来ない方は単独行動しないように思います。

日本語に堪能な外国人の友人か、あるいは英語に堪能な日本人を連れて手続しにきます。

なので実務ではあまり困らないケースがほとんどです。

これがアジア圏、お国が中国、韓国ともなりますと、単独行動ははあまりないのですが、日本語がほとんど理解できない3人連れという組み合わせが多く、向こうも私も「泣」です。

ただし、この方々は日本語に堪能なコーディネーターがいるらしく。

スマホでコーディネーターに連絡を取り、私に「この人と変わって話せ」と命令します。

私の話しした内容をハングルや中国語に翻訳し、彼らに話すコーディネーター。

そして、手続を何とか行っている状態です。

 

ロシア人は大抵3人連れ。

用件は米ドルを円に両替です。

日本への上陸許可証とロシアのパスポート、それと米ドル紙幣をほいっと窓口に出します。

ニセ札じゃないだろうかと探知機でチェックする私。

検査してOKだった紙幣のみ窓口端末機でその日のレートを算出し、日本円に替えます。

私もロシア人も片言の英語ですが、何とかなっています。

 

先日はネパール人2名にクレジットカードの作成方法について尋ねられ、マスターカードの申し込みを行いましたが、審査通過するんだろうかあのネパール人は。

繁華街でカレーショップの自営をされている方でした。

彼らも日本語も英語もよく出来ませんでしたし、私は英語ちょっぴり出来る程度。

まーよくも私の英語を理解してクレジットカードの申込用紙書いてくれたな、と思います。

 

話を最初に戻します。

このアメリカ人女性は大学の教員ではありますが、来日3日目。

日本語はほとんど読めませんし書けませんが、かろうじて自分の名前はカタカナで書けました。

 

でもそれも・・・・10分くらいかかる。

 

ちなみに在留カードはこんな感じ。

www.immi-moj.go.jp

昔は外国人登録証と呼称したはずですが、私が長い間仕事から離れている間にいろいろ変更があったようです。

 

米国人、しかも来日して数週間も経ってないとすれば、日本で言うところの「非居住者」に該当しますので米国の社会保障番号の記載が必要です。

非居住者に該当すれば、少なくともその年に付いた普通預金の利子のうち、住民税は非課税になりますから後で還付されますよ、的な話もしないといけない。

※金融機関によって取扱が異なる場合あり。また、金融機関によっては彼らの口座開設をお断りする場合もあるかも。

※メンドクサイという理由だったら・・・・・怒

更に、この米国人は固定電話を持っていない、とのことだったので連絡先は勤務先の大学の電話番号を申込書に書いてもらいました。

「夫」に聞いたところ、「大学の給料振込ととauスマホ代金の引き落としに通帳が必要」「でも、まだau契約してない」とのこと。

auショップでは「スマホを申込するにあたり、通帳(クレジットカードの決裁が出来る口座と言う意味か?)が必要だから作ってこい、と言われた」とのこと。

えwそうなのww

日本の口座がないとケータイの申し込みが出来ない。

私の認識が甘いのでしょうか。

 

しどろもどろになってようやく通帳を作成しました。

氏名のフリガナが長くて入り切らないので別の手続でフリガナを登録。

 

その3カ月後、この「ご夫婦」は再びやってきました。

今度はガス、水道、電気の引き落としの申込です。

※NHKは申込まないらしい。

 

このアメリカ人はファーストネームでカタカナのハンコ作っていてそれを登録してあったのですが、「今日は持参していない」とのこと。

「ごめんなさい、ハンコで登録してるからここに押印がないと引き落としの申し込みが出来ません」と日本人の「配偶者」に『彼女に英語で説明してやってほしい』と頼むと・・・・・

 

なんとこの日本人配偶者の方がキレまして。

 

だってだって・・・・

ちゃんとハンコで登録したのアンタやん。

日本はまだサインが浸透してるとは言えないし・・・・

無論、押印するまで手続は開始できないと断るしかありません。

振込用紙が配達されるだろうから、料金はコンビニで振込してくださいとも言いましたが。

 

まあそんなこんなで大変でした。

その後、彼らを見かけることはありませんでしたが、今頃どうしているんでしょうね。