オカジマリオです。
6月30日付でうちの職場の外回りの社員が二人も辞めました。
一人は4月に入ったばかりの新卒。
新卒が辞めるのを見届けるのは今の職場で3人目です。
もう一人は中途採用の、私より2つ年下の方。
後者はつまりアラフィフなわけですが(この言い方ももはや古いね)、どうやらメンタルに難ありの診断書を医師に書いてもらい、確信犯的な脱出のようです。
次の職場も決まっているようだし、この方は何ら心配してません。
新卒の方は金融機関だけに絞って採用試験を受けまくり、引っかかったのがうちだけらしいですが、やはりというか、無理だったのでしょうな。
この両名に幸あれ。
脱出できるのが羨ましいね、と同僚と話しました。
私の所属する金融機関の外回りの新人の研修風景はどのようものか。
外回りの人の実態は。
数年前の話ですが、会社の研修センターに4泊5日で久々にお世話になりましたので、その時、疑問に思ったこと、かつて一緒に働いた者たちの一部を振り返りながら新人外回りの社員の事を書きます。
1・「申しわけございません」は客の前で大きな声で叫ぶものなのか??
私が研修で授業を受けていますと
「申しわけございませーん」
「申しわけございませーーん」
と山びこのように響き渡る若い者の声。
外回りの社員の、採用2年目の研修の一環のようです。
採用2年目と言っても新卒での採用だけではなく、中途採用の方も含まれているようです。
私の感覚で言わせてもらえば、「申しわけございません」はむしろヒソヒソと言うべきもののように思いますが・・・・??
頭を下げる練習も伴っているとは思いますが、それってそんな大きな言葉で叫ぶことなのかしら??
客の怒りに却って油を注ぐことになるのではないのかしら。
そこが外回りと内勤の違いと言ったらそれまでですが。
とにかくその辺はおそらく普通の感覚の私にとっては異様な風景です。
2・風呂場で歌う女子3名。
この研修には20代の女子3名が含まれていました。
夕食後、私を含む研修生の大概の女子は入浴します。
決まって彼女らと一緒になるのですが、彼女ら、必ずなにかしら歌っているのです。
歌の内容は忘れましたが、若い彼女らがカラオケに行ったらこんな歌を歌うんだよね、という感じでしょうか。
彼女らは同じ歌を歌うことによって過酷な研修においての結束力を高めているのでしょうが、かつて若かった私にはその歌は耳触りで不快に思いました。
だって、ヘタくそなんだもの。
突っ込むところはそこか、って言います??
巧ければ、まだ我慢するんだけど。
念のため申し添えますが、オカジマの数少ない得意技の一つが歌唱です。
職場の飲み会の2次会でスナック(これも古いねえ)などに行き、一曲披露すると、私の外見と異なる声が出ているらしく、皆「ギョっ」「オオっ」という顔をします。
なので、この研修の感想をペーパーで提出しろとの命令に対し、私は躊躇なく書きました。
「申しわけございませーん」
と大きな声で叫ばせるのは一体何の訓練か。
付近の住民は訓練とは知っていながら迷惑ではないのか。
風呂場で歌う女子が3人いるようだが、正直上手くない。
歌うなとは言わないがもっとうまく歌え。
歌のうまい人間は営業の数字もいいように思う。
・・・まあ、私のコメントもどうかと思いますが。
3・「投資信託を売るより罪がないのでこの仕事は好きだ」
と言ってはばからなかったのは某地銀から転職してきた女子です。
前職では契約社員でテラーだったようですが、「もう、投資信託はこりごり」と彼女は言います。
この方は私よりもう役職が上になっちゃったんだけど、昔だったら絶対に出世するようなタイプじゃないです。
書類仕事は余りに雑すぎてめまいがしそうな女でした。
しかし、こう言います。
「投資信託を売る人間は信じられないです。もう絶対、投信販売の仕事はやりたいとは思いません。私のいた会社、投信の売り方がヤバくて、客に裁判何件も起こされてるんです。何があっても絶対に(投信の販売)やりたくないです。」
そりゃ、どこの銀行も金融機関も言った言わないで皆多少はあるでしょうよ。
預金との誤認勧誘で、この人を信じてやったのに、とか客に言われるんですかね。
でもね、安心して。
私がいくら説いても、客は頭も堅くて(よく言えば堅実だけど)投信なんか買わないから。
真面目に売っている奴が仕事増やして自分の首絞めるだけだから。
そもそも地銀と郵便局と農協と信金しかないようなところで投信売って、数字が上がってアンタ偉いね、東北ナンバーワンだね、優秀だねって褒められておだてるような職場だから。
わたしみたいにいくら相続知識を蓄えようとも、CFP認定者にリーチかけようとも、全然報われない職場ですから。
・・・・・いつ脱出しようかな。