昨年、AT&Tのスピンオフを忘れていて見事に一般口座に移管されてしまったオカジマです。この記事、覚えておいででしょうか。
別に忘れててもいいけどね・・・・
このたび、ようやく所得税の還付金が振り込まれました。
今年はハラハラしました。
もしかして、いわゆる「お尋ね」がくるのでは、と。
お尋ね。
かつてしていた仕事でお客さまに「どうしましょう」と相談されたことはあります。
満期保険金を受け取ったが、それがいわゆる「贈与」に当たるのではないか、という、「お尋ね」でした。
「○月○日 10:00に出頭せよ」的なことが書かれてましたね。
こちらとしても「この通りにするしかない」「もしかすれば贈与税の対象になると思うので税金を払うことになるかも」という説明しか出来ないのですね。
受取人の20代とおぼしきお姉さんは静かに帰って行きました。
保険・・・結構深い闇なのよ・・・・もう戻るつもりはないけどね。
私の話に戻します。
迂闊でした。
AT&T株がスピンオフするので一般口座に払い出されるのは意識していたのですが、売却のタイミングを逃してしまい、後の祭りっていうやつでした。
私の経験が誰かの役に立つかは分かりませんが、書き残しておきましょう。
確定申告前に私の取り敢えずやったこと(1)
そうしたら、同志(同士?)が出てくるわ出てくるわ。
「勉強してみるわ」という意見、「どないしよう」的な意見、いろいろありましたが、私は前者。
2月中旬、産能能率大学の科目履修生の単位取得試験が終わったあと、ようよう重い腰を上げました。
確定申告前に私の取り敢えずやったこと(2)
税務署に質問電話しました。
日曜日でしたが気にしていられません。
北東北某県在住の私のかけた電話は仙台国税局にどうやらつながったようです。
若い兄さん(あんさん)が電話に出ました。
やはり即答できる訳もなく、折り返しの電話となりました。
申し上げた内容は以下のとおりです。
・AT&T株がスピンオフしてWBD株を取得した。割合はAT&T株1株に対し、WBD株が約0.24株である
・証券会社のサイトには「みなし配当となるWBD株の取得価格はゼロである」との記載があるが、これは私は誤りのように思うがどうだろうか。国税局の解釈を伺いたい。
国税局の兄さんは「そうですね、おっしゃるようにゼロ、という解釈はおかしいかもしれませんね」と言い、「折り返しのお電話とさせてください」ということで一旦電話を切りました。
まーだらだらと待っていてもしょうがないな、と思い、昼ごはんを食べながら待っておりましたところ、ケータイに折り返しの着信あり。
細かいようですが、ケータイ、です。
私はスマホも持っていますが、通話には使用してません。
私は兄さんの見解を電話口で聞きましたが、実はサッパリ理解できませんでした。
ですが、ゼロではないだろうとの解釈に私も至りました。
電話を切った後、無い知恵を絞り、考えに考えた末にWBD株の取得価額を算出。
(算出出来た。)所得税の確定申告を終了させました。
・一般口座での取引を全くしたことがなかった
・その口座で保有している株式を売却した、これも経験無し
・みなし配当とされる株式の取得価額の計算も経験無し
ないないない、から来る私の知識不足が今回の確定申告を一層難渋なものにしたのでした。
で、還付金の振込があった後に再度ネットで検索掛けましたところ、他さまの記事の転載になりますが、自分の申告の為のこの方のブログ記事がとても分かりやすく、私の考え方とほぼ同じでした。
無断転載すみません。
この方の場合は、SBI証券でしたね。
私もそうですが、この方も損切りされたようですね。
一般口座に入庫されたとしても、振り込まれる配当金はきちんと課税がされてるんですよね。
知りませんでした。
AT&T株の場合、現に5月18日受渡分の配当金は何ら問題なかったです。
1・AT&T株の取得金額は一般口座に払いだされた時期のものか、それとも買付時のものを使用するのか
⇒私の場合、今回のAT&T株は3回に分けて取得していましたが、すべてにおいて購入時の為替レートも日本円での取得価額も判明していました。
また、一般口座に払いだされた時期の為替レート、円貨に換算した場合の金額も特定口座払出通知書で判明していました。
これがですね・・・・全くの偶然でしょうが円貨での換算額の金額にほとんど差がなかったのです。
130円位しか違いませんでした。
これに関しては金額が大きい方を使用しました。
2・これをもとに、WBD株の取得金額および、スピンオフ後のAT&T株の取得金額を算出しました。
なお、端株分は売却されていましたので、その分は控除しました。
3・そして、計算は行いましたが・・・・
結局WBD株の取得金額はゼロにしました。
え、なんで??とお思いでしょう。
総合課税にして配当控除を使用することを優先したためです。
一般口座と特定口座の株式売買益を損益通算すると、これが使えない。
少しでも損を取り戻すのであれば、取得金額を算出して計上し、売買益との損益通算をすべきだったでしょうけど、結局私は所得控除より税額控除の方を選択しました。
私の場合、WBD株の取得金額を計上してもしなくても一般口座の損益はマイナスでした。
つまり、マイナスの金額が大きいか小さいだけの差。
でも、今回は一般口座と特定口座の損益通算が出来る(つまり、この部分での所得税還付申告)のにそれをあえて行わなかったのは??
・・・・・株式売買益での所得を8万円減らすのと、配当控除1万8千円とどちらをとります??
計算すれば分かりますけど、私の場合、所得税や住民税の還付金額にそんなに差はないようなのです。実は最初から比較したわけではなかったのですが、本当に多分差がないのでしょう。
私の行った確定申告は
・今回のケースでのAT&T株及びWBD株の取得金額を算出し、譲渡損益を計算した
・WBD株については取得金額を加えた場合とゼロ円の両方のパターンで計算を行ったがどちらのケースでも一般口座からは売却益は出ないと導き出された。
・このように両ケースで損は出るが、私はあえて損益通算は行わない。その代わり、配当控除を使用して確定申告を行うけどOK?
・「損を申告しないで配当控除使うんだ。」何で?と税務署も理由が分かった。おそらくだが、配当控除を使用した場合と損益通算する場合との還付される税金にも差がほとんどなかったので申告結果に承認。
てなところでしょうか。
やり方がよかったのかどうかはともかく、無事振り込まれたのでよかったです。
全く参考にならないと思いますが、この文章はここまで。
もう、やりたくないですね、一般口座での取引は。