先日、夫の実家のに久々に帰った時の話です。
帰りがけに姑(夫にしてみれば実母だが)に夫が「オレ、来年会社辞めるから」とボソっといったのですが、その時「お袋、動き止まったもんなあ」と後から夫に言われました。
え?夫退職??
私も早期退職という形を取ったくらいなので、この事態を想定しなかったわけはありません。
LPシートを作り、何度も試算して退職を決めたのは言うまでもありませんが、夫が来年退職した場合のお金の動きを改めて試算し直し、今後の対策を練ることにしました。
これにより、今後の運用方針も変更せざるを得ない可能性があります。
幸い、退職してから毎月家計簿はつけてますし、ようやく出費も安定しつつあります。
その結果や対策など、今後何回かに分けて今後のためにお示しします。
私自身の為でもあります。
条件
1・仮にですが、夫が来年退職し、退職金を得て諸経費込みで次の年(2026年)、3500万円の住居を求めたとします。
2・住居はローンはなく現金一括で購入しますが、マンションに入った時のことを考え、月々の家賃並みの修繕費と固定費、固定資産税の支払いがあるものとします。持ち家の場合は新築・中古を問わず修繕費や固定資産税を同額積み立てるものとします。
3・私ら夫婦は初期設定ではほぼ働きませんがお互いが65歳になったとき、二人で合わせて年間240万円の公的年金の受給が可能とします。
4・今ある資金の運用利率を年1%とします。なお、税引き前の数値です。
5・年に1度は国内旅行に行き、姑が生きている限りは年に3回は温泉に連れていきます。
6・車は私のみ保有し、70歳で乗るのを止めます。無論、車検費や購入代なども出費に含めます。
7・生活費は現在値より年1%づつ増加するとします。
8・私および夫の分の国民年金保険料の支払、私の分は国民年金基金の支払いも含めました。
9・私は給与から諸々の源泉徴収がされない職場に勤務すると仮定し、夫婦で国民健康保険税も支払います。実はこの金額が読めないのですが、私の任継分の保険料を1.5倍にし、年間70万円としました。
※多分これが過大であると思われますがこのまま計算します。
これらの条件でどうなったと思います??
私が90歳の時に資金が枯渇しました。
お金にもっと長生きしてもらうには??
私は現在短大在学中なのであと1年は学業に専念したと仮定し、2026年から税込みで月14万、年間168万円のパートに62歳まで行ったと仮定し、運用率も年2%に増やしました。
それでどうなったかというと、
95歳で資金が枯渇。
3%に増やしても1年しか資金の寿命が延びませんでした。
夫も私も姑や実母の相続が発生するはずですが、私はもとよりそのようなものは望めませんし、夫の分があるとしてもその分はもちろん加算していません。
お互いの、小遣いに当たる部分の預貯金や保険の解約還付金もこの財産の中には含んでいません。
それらを合わせるとどうなるか。
それでも多分1~2年の違いでしょう。
数年前に試算した時は、年3%で回せれば100歳以上になっても資金が枯渇しなかったのですが・・・・
これはリアル生活費が増えているとの証拠です。
これからどんな風にお金と向かい合っていかないければならないのか、をきちんと考え、それを実行しないと、明るい老後は期待できません。
私の場合は、厚生年金に当たる部分の公的年金が増える要素が就業以外にないので、場合によっては考えるのを止めていた資産運用会社の設立をしてそこから給与をもらい、厚生年金保険料を捻出するなどという事を考えねばなりませんが、法人成りできるくらい配当収入がないしなあ・・・。
現時点で考えているのは
1・令和6年の私の健康保険料は会社の任継で対応。
これで今年度の私の健康保険は出費がかさみますが、R7年は夫の健康保険の任継被扶養者になり、健康保険はある程度抑えられるのでは、と思います。
私の就業次第ですが、今後はこの部分の出費を抑えるのがキモになるのではと思います。
2・R6年以降は配当所得や株式売買益の申告は損をしない限り行わないかも。
結局今後の健康保険料の支払額が不明なのでこの部分に言及することになりますが、いずれ夫も私も国民健康保険料に移行することを想定すれば、この部分は源泉分離課税で申告不要となっているので収入金額によってはしないほうが賢明でしょう。
もっとも、夫は私を扶養親族にはしないそうですが、私が夫を扶養親族にすることを想定しないとねw
彼は会社を退職すれば投資信託の配当控除くらいしか期待できませんし、それも多分48万円以内に収まるでしょうから・・・・
計算しなおししてよかったと思いました。
90まで生きることは可能だ、ということがわかっただけでもね。
そして健康寿命をもっと延ばさねば。
認知症にもなりたくありません。
続。